えもめも

エモ備忘録

四十九日恋文

 SFマガジン 2019 2月号 百合特集

『四十九日恋文』

著:森田季節

 

【登場人物】

絵梨・・・わたし

栞・・・交通事故で死んだ絵梨のパートナー

 

【あらすじ】

死者の霊魂が49日間此の世にとどまることが証明され『最初の日が49文字、そこから毎日1字ずつ使える文字数は減って行き、最後の日に伝えられる言葉は1文字になる』という制限付きながらも端末を介してメールのやり取りも出来るようになった未来。

事故で死んだ栞と残された絵梨は最期の1文字に向かって言葉を紡ぎ合う。

 

【感想】

Twitterでこそ一回の発言に140字と制限はあるものの普段から人に伝えられる言葉の数なんてものは気にしない。

しかし改めて考えてみれば定命の我々には人に話すにせよ独言るにせよ最期の時から逆算すれば残りの回数・文字数は限られているとも言える。親に、友達に、恋人に、言い残したことはないだろうか、聞き忘れたことはないだろうか、と不安になる。

裏世界ピクニック 2 果ての浜辺のリゾートナイト

・ファイル5 きさらぎ駅米軍救出作戦

前巻に出てきたきさらぎ駅にとらわれてしまった米軍を助けに行く話。

救出作戦の最中、姦姦蛇螺と目される怪異に遭遇するも空魚の奮闘によって全員無事に済む。ペイルホース大隊とは別のゲートで表世界に戻ることとなる。M4 CQBRゲット。

 

・ファイル6 果ての浜辺のリゾートナイト

米軍救出から帰還した先は沖縄の那覇だった。

せっかくだからと海に行こうと空魚を強引に誘う鳥子。

タクシー運転手にオススメを聞いて人気の少ない浜辺に向かうがその車中で裏世界に侵入していることに気付く。

 

ファイル7 猫の忍者に襲われる

大学の学食で瀬戸茜理と名乗る学生に相談をもちかけられる空魚。

最初は猫絡みの怪異と関わりたくないという理由から彼女を避けていたが鳥子にそそのかされ対応することに。

茜理と待ち合わせした喫茶店で話を聞いていたと思えばそこは既に中間領域だった。

抜き身の刃物で容赦なく襲ってくる猫の忍者に追われる最中、空魚は青い眼を茜理に向ける。

 

ファイル8 箱の中の鳥

沖縄で衝動買いしたAP-1(煙草畑用の農耕機)を裏世界に搬入するためのゲートを探す二人。結局小桜邸の数メートル先にゲートを発見する。

搬入を終え表世界に戻るとそこには見慣れない高級車がとめてあり、小桜を訪ねてきたその持ち主は一般財団法人 DS研究奨励協会 事務局長 汀曜一朗と名乗る男だった。

冴月もその研究所の会員だったことを知った二人は冴月の研究室もあるというその研究所に赴くこととなる。

そこの地下で見るはUBL(ウルトラブルーランドスケープ)のアノマリーやそこから持ち帰った異物に触れることで精神やその肉体に異常をきたした犠牲者の数々だった。

冴月の研究所に保管されていた異世界の文字で書かれた研究日誌に青い眼を向けた空魚はそれを読み上げてしまう。

天井に現れた青い空間にたたずむ沙月はコトリバコと呼ばれる呪いの箱だけを残してすぐに消えてしまう。

呪いに苦しまされるも空魚と鳥子は力を合わせコトリバコを解き危機を脱する。

 

ななしのアステリズム 1〜5[完]

届かない好意を抱き続ける

自分に向けられる好意を拒絶する

好意を仕向ける

友達を後押しする

自分を除け者にする

 

・白鳥司

鷲尾に想いを寄せるも鷲尾が琴岡が好きなことを知ってしまう。

女子サッカー部、双子の弟がいる、男口調、サバサバした性格、鷲尾に髪の毛を褒められたので伸ばしたままケアも怠らない。

 

・鷲尾撫子

琴岡のことが好き。保健室で寝ている琴岡

にキスしようとしているところを白鳥に見られる。白鳥からの好意には気付いていない。

天文部

 

・琴岡みかげ

白鳥のことが好き。

鷲尾からの好意に気付き意図的に異性交遊の話をしては自分から鷲尾の気持ちを遠ざけようとする。同時に白鳥が鷲尾に抱く気持ちにも気付いている。

演劇部、実家が製菓店

 

・白鳥昴

司の双子の弟。極度のシスコン。

自分から離れる姉との距離を縮めるために女装して姉に扮する。

司に告白してきた朝倉に敵対心を抱くも趣味が合うところや彼の真っ直ぐな態度に翻弄される。

戦隊モノ好き。

 

・朝倉恭介

司のことが好き。昴の同級生。

才色兼備のイケメン男子。

司に瓜二つの昴を見ると何故かドキドキしてしまう。

 

 

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル

著:宮澤伊織

 

・くねくねハンティング

主人公 紙越空魚と仁科鳥子の出逢いの話

「オフィーリアかと思った」ーーー仁科鳥子

 

・八尺様サバイバル

くねくね退治の果てに身体の異常に気付く二人は裏世界と認知科学の研究者を名乗る小桜の元を訪ねる

二人での二度目の裏世界、肋戸と名乗る男との遭遇

裏世界での変化を遂げた空魚と鳥子の眼と腕の真価が発揮される

 

・ステーション・フェブラリー

二回目の裏世界探検の打ち上げをした居酒屋を後にした二人が異変に気付く

夜の裏世界で沖縄の在日米軍特殊部隊員たちと遭遇する

 

・時間、空間、おっさん

鳥子が探す閏間冴月をめぐって喧嘩別れする二人

空魚は小桜に鳥子の自宅を聞いて尋ねるがそこで鳥子が異世界に侵入していることを知る

 

 

エモとは

普段それとなしに使っている「エモい」という言葉。ウィキで調べると「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本語の形容詞といった具合に説明されている。

WIKI https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A2%E3%81%84

 

まさにそんな意味合いで使っているので間違ってはいないようだけどじゃあ具体的どうしてエモいと思ったのか説明できないことが多い。

それでは人に勧めることはおろか自分の表現にも活かすことはとうていかなわない。

そこでまずは日々みたりきいたりして得たエモさをメモしておこうという次第だ。断片を収集する。いきなり言葉にしようとしても続かないことは自分のことなのでわかっている。

次第にこれってあの時のあれと同じだからこうこう、なんてまとめられたり説明したりオススメしたりできるようになればというところ。

 

これがブログ開設の趣旨になるのではじめは雑記・備忘録めいた内容がメインになるかと思います。

まずは続けるところから。そして手数。

 

気ままにやらせてもらいます。